大阪で看護師の仕事を探すときって、「どうしたらいいの?何から手を付けたらいいの??」と思いますよね。

「こんな病院で働いてみたい!」と思っていても、大阪のどこにどのような規模の病院があるのかもわからないですよね。

この記事では、大阪に引っ越しても、自分に合った職場で働けるようにナースバンクやハローワークの活用方法をご紹介します。

大阪での転職活動。何から始めたらよいのか?

まずは情報収集

右も左もわからない大阪で、自分の希望にあった転職先を探すには、より多くの情報を得る必要があります。

知人などもいない土地では看護師仲間からの情報収集は難しいと思います。

まずは自分の希望する条件を書き出してみましょう。

それを元にナースバンクやハローワークで地域に密着した施設の情報収集を行ってみてください。

そこで気になるのがナースバンクとハローワークの違いだと思います。どちらに登録したらいいのか迷ってしまいますよね。それぞれの特徴を知っておきましょう。

ナースバンクとハローワークの違い

ナースバンクとは?

ナースセンターという各都道府県の看護協会が運営する組織があります。ナースバンクはその中で、看護師の転職のためのサポートを行っている事業のことをいいます。

ナースバンクは利用登録から求人の検索、面接の申し込みまでをインターネットで手続きを行うことができるので、家に居ながら転職活動を行うことができます。登録は無料で看護師・保健師・助産師・准看護師の免許を持っていれば誰でも登録が可能です。

また、ナースバンクの運営スタッフのほとんどが看護師資格を持っている人ですので、医療現場に精通したサポートを受けられます。

そして、各都道府県の看護協会が運営しているため、全国各地域の病院や施設の詳しい情報が得られます。

大阪府ナースセンター

・住所
〒536-0014 大阪市城東区鴫野西2-5-25 ナーシングアート大阪

・相談可能時間
月曜~金曜 午前9時から午後4時30分

・連絡先
公式ホームページをご覧ください

http://nc.osaka-kangokyokai.or.jp/

※情報は2023年5月現在のものです。ご連絡の際は必ず公式ホームページを参照してください。

スマートホンから簡単に登録できるほか、JR京橋駅・大阪城公園駅から近く、実際に出向いてみるのも良いでしょう。

職業紹介はもちろんのこと、ブランクのある方に対しての講習会のほか、医療施設の担当者と直接話すことができる就職フェアの開催も行っており、潜在看護師の職場復帰の支援に力を入れています。

ハローワークとは?

ハローワークは国が運営する総合的雇用サービス機関です。

看護師の転職に特化した機関ではないので事務職や金融など多くの職種の求人を扱っています。そのため、担当者が病院や施設の事情に詳しくないことや看護師の転職サポートの経験が少ないこともあり得ます。一方で、国が運営する機関なので、国公立病院や大学病院、求人などが求人を出しているケースも多くあります。

求人情報の検索は自宅のインターネットでできますが、ハローワークへの登録は窓口まで出向いて手続きをする必要があります。紹介手続きや就業条件などの細かい相談も窓口で受け付けています。転職までに期間が空く人の場合は失業保険などの給付金を受けられる可能性もあります。そういった相談もハローワークでは行っています。

そして、ハローワークも大阪に30カ所以上の拠点があるので、大阪の各地域に特化した病院や施設の詳しい情報が得られます。

ハローワーク大阪東

・住所
〒540-0011 大阪市中央区農人橋2-1-36 ピップビル

・相談可能時間
月曜~金曜 午前8時30分から午後5時15分

・連絡先
公式ホームページをご覧ください

https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-hellowork/list/higashi.html

※情報は2023年5月現在のものです。ご連絡の際は必ず公式ホームページを参照してください。

ハローワーク梅田

・住所
〒530-0001 大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビル16F

・相談可能時間
月曜~金曜 午前8時30分から午後7時00分
土曜 午前10時00分~午後5時00分

・連絡先
公式ホームページをご覧ください

https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-hellowork/list/umeda.html

※情報は2023年5月現在のものです。ご連絡の際は必ず公式ホームページを参照してください。

その他の大阪のハローワークについては、以下のサイトから探すことができます。

厚生労働省大阪労働局 大阪ハローワーク

ナースバンクとハローワークどちらがお勧め??

ナースバンクが向いている人

・初めての転職

ナースバンクでは看護に特化した求人情報を扱っています。先述したように、医療に精通した担当者が転職サポートをしてくれる安心感があります。

転職において超勤時間・夜勤回数・通勤手当・寮はあるのか等々気になることや、求める条件があると思います。ナースバンクは看護に特化した転職実績・求人数が豊富ですので 細かい希望に添った求人が見つけられると思います。担当者も看護師の転職サポートの経験が豊富というメリットもあります。

・自分のペースで転職先を探したい

ナースバンクでは利用登録から面接のセッティングまでをインターネットで行える利便性があります。

引っ越しとなるとやらなければいけないことは転職のことだけではないですよね。タイトなスケジュールでも、引っ越し準備と並行して転職活動を行える強みがあります。

ハローワークが向いている人

・大規模な病院への転職をしたい

ハローワークとは?でも書きましたが国公立病院や大学病院の求人が多いという特徴があります。大阪に数ある病院の中でも、大規模な病院でしたら個人的な情報収集もしやすく なります。ハローワークで得られた情報と、ご自身で得た情報をすり合わせて吟味するこ とができます。

・クリニックへの転職をしたい

規模の話になりますと先ほどとは真逆になりますが、クリニックは地域密着のハローワークを利用して求人募集をすることが多いようです。そのため転職条件にクリニックが入っている人に向いていると言えます。

・失業保険や再就職手当の受給をしたい

ハローワークでは転職サポートだけではなく、失業保険や再就職手当の受給手続きを行うことができます。金銭面のサポートも受けたい人はハローワークでの転職活動が向いているのではないでしょうか。

注意点

ナースバンクにもハローワークにもブラック求人がある可能性

ナースバンクもハローワークも公的な機関が運営している転職サポート機関ですので、全ての病院や施設に求人募集の門戸を開いています。そのため、ハードルの低い求人募集が出ていることもあるようです。一般に「ブラック企業」と呼ばれるような就職先とマッチングしてしまうこともあるため十分に気を付けて下さい。

自分の出していた条件とマッチングした転職先が見つかったとしても、「実は過酷な労働条件だった」なんてこともあるのです。

このような失敗を避けるためには、公的な転職サポート機関だけではなく看護師専用の求人サイトでの情報収集も並行して行った方が良いでしょう。

まとめ

転職は人生においてターニングポイントになり得る一大イベントです。まして、大阪という馴染みのない土地への転職活動はより不安や疑問だらけになると思います。

そして、個人個人の抱える事情の元、転職活動を行っていくことになります。

今回の記事ではナースバンクとハローワークについてご紹介させていただきました。

誰でも利用できる転職機関ですが、それぞれに特徴や強みがあります。

「転職に何を望むか」「転職する理由」「どんな転職サポートを受けたいか」など、ご自身の考えを整理して、最適な転職サポート機関の選択ができることを願っています。

そして、大阪で看護師として活躍される日を心待ちにしております。