「久しぶりの面接で手順がわからない」「よい印象を残して採用につなげたい」など、面接に向けて不安を抱えている看護師も多いのではないでしょうか。
看護師の面接をうまく乗り切るためには、しっかりとした事前準備が大切です。面接に求められるポイントを押さえれば、採用担当者に自分の魅力を伝えて好印象を与えられます。
今回は、看護師の面接前に準備しておくことや、面接当日に押さえるべきマナーや服装などについてご紹介します。
採用へのカギ!看護師の面接に向けて準備すること3つ
看護師の面接に向けて、あらかじめ準備を整えておくと安心です。次のような点を参考にしながら余裕をもって準備しましょう。
準備1:持ち物を揃えておく
下記は、面接当日に必要とされる持ち物です。そのほかに病院から指定されるケースも多くあるので、忘れ物がないように面接の前日までに揃えておきましょう。
- 履歴書、職務経歴書
- 看護師免許証のコピー
- 筆記用具、メモ帳
- 応募先の案内や地図
- 採用担当者の電話番号の控え
- ハンカチ、ティッシュ
- 腕時計
- 印鑑
- 予備のストッキング
- 手鏡
提出書類などは汚れやシワがつかないようにクリアファイルに入れて持参するとよいでしょう。
準備2:面接時の質問への回答を練習しておく
面接でよく聞かれる質問について回答を準備しておくと、面接当日に落ち着いて対応できます。面接でよくある質問は、以下のとおりです。
- 自己紹介、自己PR
- 志望動機
- 退職理由
- 長所と短所
- 逆質問
「なにか質問はありますか?」と逆に聞かれたときは、必ず1つ以上は質問するようにしましょう。
採用担当者は逆質問によって「働く意欲はあるのか」「入職後にミスマッチは生じないか」などをチェックしようとしています。たとえば「具体的な働き方」「教育制度」などについて質問すると、前向きな思いや熱意をアピールできます。
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準備3:オンライン面接の場合は、PCの動作チェック
最近ではオンライン(Web)面接が行われるケースも少なくありません。当日に慌てることのないように、以下の事前準備をしておくことが大切です。
- 安定したインターネット回線のある場所を確保する
- 機材(パソコン・イヤホンやマイク・Webカメラ)の動作を確認する
- 指定された面接ツール(Zoom、Google Meetなど)の使い方や起動を確認する
足りないものがある場合は買い揃えなければならないため、面接3日前までにチェックしておくことをおすすめします。
できていないと落ちる?看護師の面接当日に意識したいマナー
面接当日のマナーが守られていないと、あなたの印象を悪くしてしまうかもしれません。基本的なマナーを押さえて、面接にのぞみましょう。
清潔感のある服装・髪型
身だしなみは第一印象を大きく左右するもの。清潔感があり面接にふさわしい服装や髪型は、採用担当者に好印象を与えられます。
<女性>
- 髪型:長い髪は束ね、落ち着いた髪色に
- 服装:黒や紺・グレーなど落ち着いた色のスーツ
インナーは白いシャツやブラウス
ボトムスはパンツでもスカートでもOK
- ストッキング:自然な肌色
- 靴:3〜5cmのヒールで、黒色のスタンダードなパンプス
- カバン:落ち着いた色のシンプルなバッグ
- メイク:健康的なナチュラルメイク
- 爪:短く切って整える(ネイルやマニキュアはしない)
<男性>
- 髪型:耳にかからない長さで清潔感を意識して。茶髪や金髪はNG
- ひげ:しっかり剃る
- 服装:黒や紺・グレーなど落ち着いた色のスーツ
ワイシャツは無地
- ネクタイ:派手すぎる色は避け、無地や目立ちづらいストライプ柄
- 靴下:黒の無地
- 靴:黒の革靴
- カバン:落ち着いた色のビジネスバッグ
- 爪:短く切って整える
パートやアルバイト、オンライン面接を受けるときも、スーツを着るのが一般的です。
「自由な服装でお越しください」と指示される場合もありますが、スーツもしくは白いインナーに無地のジャケットを羽織るのが無難。ラフすぎる私服や派手なデザインの服装は避けて、採用担当者へ失礼のない服装を選びましょう。
遅刻は厳禁!10分前には会場へ到着
会場へ受付するのは面接開始10分前が適当です。遅刻してしまい面接の開始時間が遅れると、採用担当者に迷惑をかけてしまうことに。時間に余裕をもって行動するのが社会人として最低限のマナーです。
交通機関のトラブルなどでやむを得ず到着が遅れてしまうときは、遅刻することがわかった時点ですぐに採用担当者へ電話で伝えましょう。
待機時間でもスマホはOFFに
控え室などで待機するときでも、姿勢を正して静かにすごしましょう。会場内ではすでに選考がはじまっています。スマートフォンを操作したり、居眠りをしたりするのはNG!
時間や面接用のメモなどをみる目的であっても、携帯電話を操作していると印象を悪くしてしまうことも。時間の確認は腕時計で行い、面接用のメモはメモ帳などに書き出しておくのがおすすめです。
ハキハキとした明るい話し方・表情を意識する
会場内ではハキハキとした明るい挨拶や話し方・笑顔を心掛ければ、印象がアップします。面接では、緊張のあまり表情がこわばったり声が小さくなったりしてしまいがち。しかし採用担当者が聞き取れないほどだと、やる気がないと捉えられてしまうことも。
面接は「対話の時間」でもあることを忘れずに。まずは、気持ちを落ち着かせるために深呼吸!そして、質問の意図を汲み取って前向きな言動を心掛けることが大切です。
建物を出るまで気を抜かない
面接が終わった後も、建物を出るまでは油断せずにマナーを意識した行動を心掛けましょう。たとえば、携帯電話の電源を入れたり髪型や服装をゆるめたりすると、マイナスな印象になりかねません。建物内では他のスタッフに見られていることを忘れずに!
面接が終わったらまっすぐ建物の出口に向かい、すれ違うスタッフに挨拶を忘れないようにしましょう。
看護師の面接ではマナーや服装を押さえて採用につなげよう
看護師の面接では、質問への受け答えだけでなくマナーや服装なども見られています。基本的なマナーや服装を押さえておけば、あなたの印象を十分にアップできます。事前にしっかり準備して、自信をもって面接にのぞみましょう。
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