看護師の転職やアルバイト採用前に行われる施設・病院見学。入職後のミスマッチを防ぐためにも、応募先がどのような職場なのかを知ることができる施設・病院見学がおすすめです。しかし、どのような準備をしたらよいのかわからないという看護師も少なくありません。

今回は、看護師の施設・病院見学に向けて知っておきたい持ち物や服装・マナーなどについてご紹介します。

【看護師向け】施設・病院見学の申し込み方法

施設・病院見学を希望する場合は、前もって申し込みをしなければなりません。申し込み方法は、施設・病院のホームページに記載されていることが多いため確認してみましょう。一般的に、申し込み方法には2つのパターンがあります。

  • ホームページにある施設・病院見学お申し込みフォームに入力する
  • フォームがない場合は、メールまたは電話で問い合わせする

看護師の求人サイトや転職エージェントを利用している場合は、担当者に希望を伝えることで日時などを調整してもらえるケースがほとんどです。

いずれにしても日程調整や施設・病院側の準備が必要なため、期日に余裕をもって申し出ましょう

事前に準備しよう!看護師の施設・病院見学時の持ち物

施設・病院見学の持ち物は、事前に指定されることがあります。まずは施設・病院のホームページなどで確認しましょう。とくに指定がなければ、以下の持ち物を用意しておくと安心です。

  • A4サイズの書類が入るシンプルなカバン
  • メモ帳、筆記用具
  • マスク
  • 印鑑
  • 履歴書、職務経歴書
  • 看護師免許証のコピー

施設・病院見学にともない誓約書の提出が必要な場合があるため、念のために印鑑を持参しましょう。また、状況によって施設・病院見学後にそのまま面接へ移行するケースも。志望度が高い施設・病院であれば、履歴書などを持参するのが無難です。

印象アップ!看護師の施設・病院見学にふさわしい服装

施設・病院見学での服装は、面接と同じようにスーツで参加するのが基本です。施設・病院見学では身だしなみをチェックされていることを忘れずに。清潔感がある服装や髪型を意識すれば、あなたの印象をアップできるでしょう。

<女性>

  • 髪型:長い髪は束ね、落ち着いた髪色に
  • 服装:黒や紺・グレーなど落ち着いた色のスーツ

   インナーは白いシャツやブラウス

   ボトムスはパンツでもスカートでもOK

  • ストッキング:自然な肌色
  • 靴:3〜5cmのヒールで、黒色のスタンダードなパンプス
  • メイク:健康的なナチュラルメイク
  • 爪:短く切って整える(ネイルやマニキュアはしない)
  • アクセサリー:時計以外はつけない

<男性>

  • 髪型:耳にかからない長さでスッキリと。茶髪や金髪はNG!
  • ひげ:しっかり剃る
  • 服装:黒や紺・グレーなど落ち着いた色のスーツ

   ワイシャツは無地

  • ネクタイ:派手すぎる色は避け、無地や目立ちづらいストライプ柄
  • 靴下:黒の無地
  • 靴:黒の革靴
  • 爪:短く切って整える

施設・病院から「自由な服装でお越しください」「見学にふさわしい格好でお越しください」と指示された場合は、スーツまたは白いインナーに無地のジャケットを羽織るのが無難。ラフすぎる私服や派手なデザインの服装は避けて、担当者へ失礼のない格好を選びましょう。

施設・病院見学の当日に看護師が気をつけたいマナー4選

施設・病院見学とはいえ、社会人としてのマナーができていないと印象が悪くなってしまうかもしれません。基本的なマナーをしっかり確認してから見学にのぞみましょう。

1. 遅刻は厳禁!会場には10分前に到着

約束の時間を守ることは社会人として最低限のマナー。会場には見学開始10分前に到着するようにしましょう

交通機関のトラブルなどでやむを得ず到着が遅れてしまうときは、遅刻することがわかった時点ですぐに担当者へ電話で伝えることが大切です。

受付に着いたら、自分の名前と訪問の目的、約束の時間、担当者の名前を伝えます。

2. 待機中でもスマホはOFF

控え室などで待機するときでも、姿勢を正して静かにすごしましょう。会場内では担当者のほかにも施設・病院のスタッフに見られています。

待っている間にぼんやりとスマートフォンを触るのはNG!会場内では携帯電話が鳴らないように、あらかじめ電源を切っておきましょう。

3. 挨拶と感謝の言葉を忘れずに

施設・病院内ですれ違った人にはハキハキと明るく挨拶しましょう。挨拶はコミュニケーションの基本です。

また、忙しい中で施設・病院見学の時間を割いてくれている担当者やスタッフに失礼があってはなりません。見学が一通り終わったときにも、感謝の言葉を忘れずに伝えましょう

4. ポジティブな内容を質問しよう

施設・病院見学中はメモをとりながら話を聞き、わからないことは質問して構いません。質問することで、その施設・病院に興味があることを示し、印象アップにつながります。

たとえば、以下のような質問は入職に対して前向きな姿勢をアピールできます。

  • スタッフの人数や年齢層、働き方
  • 患者さんの主な疾患や状態
  • 具体的な業務内容
  • 教育・研修体制

ただし、給与や待遇面、ホームページを調べればわかる内容は、あなたの印象を悪くしてしまう可能性があるので質問するのは避けた方がよいでしょう。

看護師の施設・病院見学後はお礼状を出した方がいい?

施設・病院見学の後は、感謝の気持ちを込めてお礼状を出すのがマナーです。

お礼状の送付方法はメールと手紙のどちらでもOKですが、見学前にメールでやり取りしていた場合はメールで送るのが自然でしょう。お礼状はできるだけ早く送ることが大切です。

<お礼状の送付タイミング>

  • メールの場合:見学当日中または翌日の午前中
  • 手紙の場合:見学翌日までに投函し、遅くとも1週間以内に届くように

看護師の求人サイトや転職エージェントを通じて施設・病院見学を申し込んだ場合は、お礼状の送付方法について担当者へあらかじめ確認しておくとよいでしょう。

施設・病院見学後のお礼メールの書き方と例文

施設・病院見学後のお礼メールの書き方に決まりはありませんが、以下のような構成で書くのが一般的です。

① 件名

「〇月〇日 病院見学のお礼 〇〇 〇〇(自分の名前)」など、担当者がわかるように簡潔なタイトルをつけましょう。

② 宛名

施設・病院名や担当者のお名前は間違えのないように書きましょう。

③ 挨拶文

「お世話になっております」などの一般的な挨拶からはじめ、自己紹介をします。

④ 本文

施設・病院見学のお礼、印象に残った点や学んだことについて書きましょう。

⑤ 署名

最後に、自分の氏名、電話番号、メールアドレスを忘れずに加えます。

看護師の施設・病院見学ではマナーを押さえて有意義にすごそう

看護師の施設・病院見学は、応募先のことを深く知り、自分にあう職場を見つけられるチャンスです。社会人として基本的なマナーを守り、その施設・病院について知りたいという前向きな姿勢でのぞめば、好印象を残せる可能性が高まります。

看護師の施設・病院見学を有意義に使って、転職やアルバイト活動につなげましょう。

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