職場の人間関係は仕事へのモチベーションを左右する要因の一つですよね。

看護師の役割の中には“診療の補助を行うこと”が挙げられています。

看護師は多くの職種と連携をする職業ですが、特に医師との協働は欠かせない業務の一つと言えるのではないでしょうか?

大阪の医師の特徴を知って、医師とより良い関係を築くコツをお伝えします。

医師になる人ってどんな人?

医師と良い関係を築くために、どんな人が医師になるのか。その能力や適性を知っておきましょう。

高学歴

医師と言えば“高学歴”のイメージが先行すると思います。

医学部に入るには最低でも偏差値60〜65は必要と言われています。そして、医学部の合格率は男性14.2%、女性13.1%(2022年度文部科学省調査)と、狭き門を通らなければなりません。そこから医学部での6年間を経て、医師国家試験に合格。医師免許を取得後も研修医としての期間学び続けます。

相当な学力が必要であると同時に忍耐力もなければ就けない職業ということがわかりますね。

内面的な適性

人命や誰かの人生を左右する医師の仕事は、学力や忍耐だけでは成り立ちません。

医師にも適性というものがあるのです。これは一例ですが「知的向上心」「誠実さ」「幅広い教養」「感受性豊かな人間性」「コミュニケーション能力」など、学力以外の所で求められる内面的な要素も多いのです。医師として活躍している人達は、このような要素を持ち合わせているのではないでしょうか?

大阪の特徴

大阪の地域性やそこに住む人々の特徴を紹介します。

大阪は世界有数の大都市

大阪は都道府県の中で2番目に面積の小さい所ですが、その中に多くの企業・商業施設・住居が集中しており、東京に次ぐ2番目に大きい都市でもあるのです。

大阪は“日本の台所”“日本のへそ”と言われている所以ではないでしょうか。

また、外国人居住者が多いことや、観光地としても人気があるので世界でも有数の大都会と言われています。

医療の側面でも大阪は充実しています。大阪には5つの医学部設置大学や数多くの病院が存在しています。人口10万人当たりの医師医師数は全国251.7人に対し大阪は283.1人と高い水準です。

大阪に住む人々の性格

そんな大都会大阪に住む人々の性格特徴を調べてみると、「人懐っこい」「義理人情に厚い」「せっかち」「明るくてコミュニケーション能力が高い」など、都会的な地域でありながら“温かくも熱い”といった人柄が伝わってきます。

大阪は商売の都として栄えた歴史背景から、コミュニケーション能力や行動力が高まったとも言われているようです。

大阪の医師の特徴は?

医師や大阪に住む人の特徴を紹介してきました。ここでは、大阪で働く医師の特徴を紹介していきます。大阪の医師の特徴を知って、良い関係を築くコツのヒントを見つけましょう。

コミュニケーション能力が高い

医師として必要なスキル、そして大阪に住む人の性格的特徴、どちらにも当てはまるのが「コミュニケーション能力の高さ」です。もちろん、全ての医師に当てはまるとは言えませんが大阪で働く医師の特徴と言ってよいのではないでしょうか。

決断力がある

大阪の人の特徴である「せっかち」は言い換えれば「テキパキ行動できる」「決断力がある」とも言えます。

多くの知識や教養を持ち合わせている医師は、スピーディーな決断や行動をとる人が多いと思います。

情に厚い

「義理人情に厚い」と言われる大阪の人の特徴と、「誠実さ」や「感受性豊かな人間性」といった医師の特徴に共通する所です。仕事への熱い思いや、患者や家族への温かい心を持っているのも大阪の医師の特徴ではないかと考えます。

医師と良い関係を築くコツ

コミュニケーション能力の高い人が多いと思われる大阪の医療現場。

ですが、「話が合う、話していて楽しい」だけでは医療の質の向上にはなりません。

医師との良い関係とは“信頼関係を築き、気兼ねなく相談や質問できる関係性を築くこと”。

そんな関係性を築くコツを紹介します。

挨拶をする

当たり前に感じるかもしれませんが、気持ちの良い挨拶をすることは人と良好な関係を築くために欠かせません。

医師への確認事項や相談したいことをいきなり持ちかけるのではなく「○○先生、おはようございます」と医師の名前を添えて挨拶してみましょう。これが気持ちの良いコミュニケーションの一歩となります。

余談になりますが、当直明けで疲れた表情をしている医師には「当直お疲れさまでした」等の一言を添えるのも良いと思います。身近な存在の医師にも思いやりを持って接してみましょう。

成果を伝える

報連相の結果を医師に伝えることです。何か相談に乗ってもらった医師に、再び会えたタイミングで「この間相談した○○さん、痛みが取れてすごく喜んでました」等といった形で、医師に相談した結果を伝えるようにして下さい。医師の持つ医学的専門知識や多くの経験からもたらされた結果、患者さんの利益を生むことは医師もうれしく思いますしモチベーションが上がるのではないかと思います。

そして、うまくいかなかったことでも医師に伝えるようにします。そこから、新たな案が出てきたり、お互いの共通の課題になったりと患者さんのことを介して医師との関係性を構築できるようになります。この積み重ねが信頼へと繋がると考えます。

機転を利かせる

いつもいかなる時も機転を利かせることは難しいのですが、いくつかポイントがあります。

機転が利くというのは、相手のことを考えた行動を取るということです。想像力を働かせて、状況判断をしていくのです。

例えばですが、外来中や手術中の連絡を避けるようにします。医師のその日のスケジュールは外来・手術・特殊検査・IC予定など大まかに把握することができますね。どの業務も医師にとって重要且つ責任や緊張を伴うものです。

看護師はこの時間を避けて連絡を入れるようにします。反対に緊急性の高い要件の場合は、躊躇しないことも大切です。適切に状況判断のできる人は信頼を得ることができるのです。

看護師は患者さんのことを第一に考えながらも、医師も“人間である”ということを忘れないように関わる必要があります。

まとめ

多くの医療機関が存在する大阪で働く医師・看護師がより良い関係を築いて、より良い医療・看護を提供できるといいなと思っています。

医師と良い関係を築くコツは「ちょっと苦手だな」と思う医師にも是非実践してみて下さい。少しずつ、働きやすい環境に進展していくと思います。

そして、身近な看護師やスタッフの中に、医師と上手に関わっている人がいると思います。もしかしたら、既に医師と良い関係を築くコツを実践している人かもしれません。この記事を思い出して観察してみてください。

今回の記事で紹介した大阪の医師の特徴が全ての医師に当てはまるわけではありませんのでご注意くださいね。