看護師の働き方の1つとして応援ナースがあります。
しかし、応援ナースという働き方はまだまだ浸透していません。
応援ナースは短期間で稼げる効率の良い働き方の1つです。
当記事では、大阪での応援ナースについて詳しく解説していきます。
最後まで読めば、あなたに合う新しい働き方の1つとして応援ナースという選択肢が増えるでしょう。
大阪の応援ナースとは
応援ナースとは、看護師不足の病院などの医療機関や施設に一時的に『応援』という形で勤務することです。
公立病院を始め、民間病院・老人ホーム・訪問看護といった施設で応援ナースの需要が多いです。
応援ナースを積極的に募集している地域は離島や都市圏です。離島では施設数が限られていて、看護師の離職があったときにすぐに看護師不足が生じてしまうのが原因です。
一方都市圏では常時看護師不足が問題となっており、短期間の応援ナースでも重宝されます。
応援期間は原則6ヶ月となっていますが、相互間の同意があれば、『応援ナース』から常勤登用の可能性もあります。
ただし、応援ナースはあくまでも看護師不足を一時的に補う制度ですので、看護師不足が解消されたときに契約終了となってしまうことがあります。
人材紹介会社にもよりますが応援ナースの応募資格は下記のようなものです。
- 原則3年以上の病院勤務経験
- 多忙な状況でも対応できる能力
- 契約の応援期間を厳守できる人
- 応援先の病院で他の看護師と協調して仕事ができる
仕事内容
応援ナースに行く医療機関や施設によりますが、看護師としての業務全般をおこないます。
応援先を決める前に、自分の経験や技術と、応援先で行わなければいけない業務を照らし合わせてから応募するとよいです。
場合によっては、受け持ちがつく場合があるので注意しましょう。
応援に行く医療機関や施設は看護師不足なため応援ナースを募集しています。業務が多忙であることは覚悟しておくとよいでしょう。
雇用形態
応援ナースの雇用形態は、病院や施設との直接契約です。
人材紹介会社を通すか、病院の求人に直接応募する方法があります。
給料
応援ナースの給与は正社員で働くよりも高く、短期間で稼ぎたい人におすすめです。
都市圏…約45~50万円
ただし、賞与や昇給などはないので注意しましょう。
大阪の応援ナースのメリット
応援ナースのメリットは下記です。
- 定時で帰れる場合が多い
- 委員会への参加をしなくていい
- プライベートの時間を大切にできる
- 自分に合った条件や働き方を選べる
- 期間限定で高収入を得られる
- 寮完備、引越代支給で負担が少ない
看護師として正社員で働くと、委員会に参加をしなければならなかったり、先輩に気を遣ってなかなか帰れなかったりして残業になる場合が多いと思います。
残業時間が多く不満を抱える看護師は多いですが、応援ナースの場合は残業でのストレスは少なく、自分のプライベートな時間を大切にできます。
また、応援ナースは自分の好きな分野・得意な分野を選んで働くことが可能。
正社員だと異動などで自分の興味のない分野・苦手な分野で働かなければいけない事態が発生しますが、応援ナースはそのようなストレスがないのもメリットです。
応援先の病院によっては寮や引越し費用を負担してくれるのも嬉しいポイント。
しかし、退去時の費用は実費になる場合があるので注意しましょう。
大阪の応援ナースのデメリット
応援ナースのデメリットは下記です。
- 業務が多忙である場合が多い
- キャリアアップしたい人には向かない
- ボーナス・退職金・昇給がない
- 産休・育休・有給休暇がなく欠勤すれば減給になる
- 重症患者を受け持つ可能性が多い
- 即戦力が求められるため、経験が少ない人は不利になる
- やめたくても契約期間内は働かなければいけない
応援ナースは看護師不足の医療機関や施設に応援に行くため、業務が多忙である場合が多いです。ゆったり働くのが好きな人には不向きかもしれません。
応援ナースは期間限定の勤務なため、勤務した先でのキャリアップは難しいのも念頭に入れなければなりません。
給与は契約時の月給が高い分、ボーナスや昇給はないところがほとんどです。トータルの年収を考えながら勤務先を選ぶと後悔しないでしょう。
また、応援ナースは即戦力になる人を求めています。病棟での経験が浅かったり、技術に不安のある人は契約期間中に辛くなってしまうので、自分のできることをよく考えて応募すると良いでしょう。
【まとめ】応援ナースは短期間で稼ぎたい人におすすめ
応援ナースのメリット・デメリットは様々ですが、自分の経験・知識・技術を活かして短期間で稼ぎたい人にはもってこいの仕事です。
総合病院の正社員として働いたとしても、月収はおそらく30万円を越すか越さないかです。そのうえ、職場の人間関係や委員会などのストレスが加わります。それを考えると、応援ナースはメリットの大きい働き方といえるでしょう。
あなたが看護師としてどう働きたいかを考えて、自由度の高い応援ナースを選択してみてはいかがでしょうか。