育休からの復職について悩むことはありませんか?経済的なことを考えるとフルタイムが理想的だけど働けそうにないと不安になる人も多いでしょう。

育休明けの復職で時短勤務をおすすめする人や高時給のアルバイトを掛け持ちする人も。何を一番に考えるかは人それぞれです。経験談を参考に復職について考えてみてくださいね

ルタイム

フルタイムで復職すると時間に追われることは必須です。委員会の参加や研究、資料作成など業務以外の負担も背負うことになります。

以前働いていた部署への復帰ができても上司や同僚が変わっており、コミュニケーションが取りづらいと感じることも。また育休後は未経験の部署へ異動を命じられることもあるためキャリアが活かせずストレスを感じることもあるでしょう。子どもの急な発熱なども多いですが、母もストレスから体調を崩しがちになります。

想像以上に仕事と家事の両立は大変です。

夫や祖父母の協力がなければ心身ともに疲弊してしまいますよね。それでも、フルタイムで忙しい中乗り切って働いている方もいます。

残業が少なく、勉強会や委員会は業務時間内に行われるなど環境に恵まれたフルタイムの職場もあります。十分なサポートが受けられない方は働きやすい環境を探すのもひとつの方法です。

時短勤務

夜勤免除や短時間勤務は育児・介護休業法で定められた制度です。3歳未満の子どもを養育する労働者に短時間勤務制度(1日6時間)の適用が義務付けられています。適応が除外される場合もあり、利用条件や申請方法、給与額については勤務先の就業規則を確認しておきましょう。

また子どもが小学校就学始期に達するまでは事業主の努力義務とされているため、時短制度が長く利用できる職場もあります。

参考 厚生労働省 短時間勤務の制度

https://www.mhlw.go.jp/general/seido/koyou/ryouritu/pamph/dl/03_0002.pdf

日本看護協会 家庭と仕事の両立

https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/madoguchi/backnumber/ryoritsu.html

時間が短くても仕事内容はハードです。就業規則により時短勤務では思ったほど給与が支給されない、残業が多すぎてフルタイムと変わらないのではと悩む人もいます。

周囲の人に相談することで解決する場合もあり、一人で抱えこまないようにしましょう。時短勤務を成功させている人もいます。

フルタイムに比べると体は楽で精神的にもゆとりが生まれます。慣れるとフルタイムへの変更は可能で時短勤務をおすすめする人が多いです。

パートやアルバイト

子どもとの時間を大切にしたいためパートで復職する人は多いです。家庭の事情に応じた働き方ができますが、給与が少なくボーナスがない職場がほとんど。夜勤専従やイベントナースなど時給が高いアルバイトを選ぶ人もいます。

アルバイトはボーナスがありませんが、月収だけでみると稼げている人もいます。看護師の働き方も多様化され、スキマ時間に働ける求人も多くあり、自分らしい働き方を選んでくださいね。

サポート体制を準備する 

看護師の仕事は時間通りに終わることは少なく、子どもは急な発熱などで体調を崩すことが多いためサポート体制について考えておきましょう。

ファミリーサポート

各自治体により内容は異なりますが育児の援助を受けられます。

参考 厚生労働省ファミリー・サポート・センターのご案内

https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/dl/24a.pdf?_fsi=OW4NoyiW

病児保育

子どもが病気の時に預かってくれる施設です。たとえば大阪府では訪問型の施設などもあります。

大阪府 病児保育のリーフレット

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/32964/00000000/03_leaflet.pdf

家事の簡略化は必須

仕事と家事の両立には家事の簡略化が欠かせません。食洗機、洗濯乾燥機、自動掃除機など時短家電を利用する人も多くいます。食材の配達や日用品の定期便を利用するなど時間を有効に使っているママナースも多くいます。

どうしても無理な場合は転職

夫の転勤や自身や家族の体調不良などが理由でやむを得ず育休から復職ができない場合もあります。法律上は育児休暇中でも退職は可能で、育児休業給付金を返還する必要もありません。復職をせずに退職することはマナー違反と思われる可能性もあるため、誠意のある対応を心がけたいですね。

まとめ

育休から復職した人の経験談や復職前に準備しておきたいことをご紹介しました。何を一番に考えるかは各ご家庭によって変わります。看護師の代わりはいても母親の代わりはいません。周囲のサポートをうまく活用しながら一人で抱え込まないようにしてくださいね。