結婚して子どもが生まれても「仕事を続けたい!」と考えている看護師は多いのではないでしょうか。子育てしながら働く場合、子どもを保育園に預けることになると思います。スムーズな復職のためにも、「保活」は重要です。この記事では、看護師の保活について解説していきます。保活のポイントや、大阪府で子育てと両立するためにおすすめの病院も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

保活は早めのスタートを

保活とは、子どもを保育園などに入れるために保護者が行う活動のことです。出産後も看護師の仕事を続けていきたいと考えている場合は、育休から復帰した後のことを想定し、早めに保活を進めていく必要があります。しかし、「妊娠中から保活なんて早すぎるのでは?」と思う人もいるでしょう。そこで、なぜ保活を早く始めるべきなのかについて解説していきます。

生まれ月によっては出遅れてしまう

4月に入園を希望する場合、申し込みは前年の秋(11~12月頃)に設定されている自治体が多いです。つまり、秋生まれの子は産後すぐに入園申し込みの時期がやってきてしまいます。そこから慌てて保育園の情報収集をしたり見学をしたりするのでは、当然間に合いませんよね。また、冬生まれの場合には、すでに申し込みが終わってしまっていることも。ただ、入園させたい時期によっては、必ずしも妊娠中に保活をスタートさせる必要はないでしょう。

産後の保活は想像以上に大変

先ほど「入園時期によっては、必ずしも妊娠中に保活をスタートさせる必要はない」と述べましたが、産後の保活は想像以上に大変です。特に初産の場合には、初めての育児で右も左もわからず保活どころではないといった可能性も。そのため、できれば妊娠中から余裕をもったスケジュールを立て、保活について考えておくと安心でしょう。

妊娠中の保活、何から始める?

保活は、具体的に何から始めればいいのでしょうか。ここでは、妊娠中に行う保活の流れについて確認していきます。

保育園の情報収集をする

まずは、自宅から通える範囲の保育園の情報収集をします。ただし、ただ単に自宅から近いところばかりを選ぶのではなく、条件に合っているかを見極めることが重要です。また、復帰後のことを考えた動線(電車通勤であれば自宅と最寄り駅の間、車通勤であれば車で行きやすい場所であるかなど)もポイントになるでしょう。

保育園の見学をする

条件に合う保育園が見つかったら、次は実際に見学をしましょう。保育園に申し込みをして見学に行くことになるので、都合のいい日時を複数決めた上で連絡をするとスムーズです。

見学の際には、以下の点についてチェックするといいでしょう。

・園内の様子(教室、園庭などの環境)

・先生や園児の雰囲気

・駐輪場や駐車場の有無 など

認可外保育園や院内保育所も視野に入れる

「ここに通わせたい!」という保育園が見つかっても、希望通りに入園できるとは限りません。そのため、認可外保育園や院内保育所なども検討しておくといいでしょう。認可外と聞くと不安に感じるかもしれませんが、一定の基準はクリアしていますし、中には手厚い保育をしてくれるところもあります。また、復帰予定の病院に院内保育所があれば、まずはそこを利用するのも一つです。いずれにしろ実際に見学し、候補として視野に入れておくといざというときに安心できるでしょう。

院内保育所ってどうなの?

院内保育所は、病院で働くスタッフのために設置されています。夜勤のときでも預けられるように24時間対応の場合も多く、職場の敷地内だからこその安心感もあるでしょう。ここでは、院内保育所のメリットとデメリットをご紹介します。

院内保育所のメリット

院内保育所を利用するメリットとしてまず挙げられるのは、地域の保育園と違い、利用者が限られる点です。基本的に病院で働くスタッフの子どもを預かる施設なので、認可保育園と比べると入園しやすいといえるでしょう。また、病院の敷地内にあるため、送り迎えがしやすいことや、保護者と保育士の連携が取りやすいことも大きなポイントです。

院内保育所のデメリット

院内保育所のデメリットとしては、特に24時間対応の場合に夜勤が増えてしまう可能性があることです。時間の融通がきいて柔軟に預けられるのはありがたいですが、育休から復帰してすぐに残業や夜勤が増えてしまうのは大変でしょう。また、院内保育所は規模が小さいことが多く、地域の保育園と比べると、年齢に応じた保育や行事などは期待できないケースも。

大阪府でおすすめの病院3選

看護師の保活について説明してきましたが、これから結婚や妊娠・出産を控えている人は、将来のことを見据えて転職をしておくのも一つの方法です。そこでここでは、大阪府で子育てしながら働くのにおすすめの病院を紹介します。

彩都友紘会病院

大阪府茨木市にある「医療法人友紘会 彩都友紘会病院」は、緩和ケアに特化した病院です。残業は比較的少なく、院内には24時間対応の保育園も。幼児だけでなく学童児の預かりなど、ライフステージに合わせて仕事ができる環境を整えています。

小松病院

大阪府寝屋川市にある「医療法人協仁会 小松病院」は、基幹病院として地域医療を支えています。病児保育から学童保育まで対応している24時間体制の保育所があり、ワークライフバランスの充実にも重きを置いている環境です。

えびえ記念病院

大阪府大阪市にある「医療法人社団萌彰会 えびえ記念病院」は、救急医療から回復期まで対応する地域密着型の病院です。JR・地下鉄・阪神線と複数路線が使え、いずれも駅から近いので通勤が便利です。夏季休暇(特別休暇+公休で7日間の連休)や保育補助(条件あり)など福利厚生が充実しており、子育て中のママナースも多数活躍しています。

まとめ

保活は早めに始めたほうがよいこと、また、子育てをしながら働くのにおすすめの大阪の病院を紹介しました。家族が増えるということはとても嬉しいことですが、自分の仕事を続けるということも大切なことですよね。

看護師ライフと子育てを両立できるように、早めの準備をはじめましょう!